日本の野球における緻密なサインプレー

日本のプロ野球に限らず社会人野球や高校野球など、野球観戦をしたことがある人は多いでしょう。そのときにはグランドにいる選手たちの動きだけでなく、ベンチにいるコーチや監督の動きにも注目してみてください。中には選手よりも、監督やコーチの動きの方が気になる人もいるようです。何故なら野球の試合においては、ベンチからの緻密なサインによって作戦が実行されているからです。特に日本の野球は緻密なサインプレーで試合が行われているといわれています。コーチや監督の経験や過去のデータに基づいて指示を送ることが、試合の勝敗を大きく握ると考えられているのです。

ところでベンチから送られるサインには大きく2つの種類があります。第1はブロックサインと呼ばれるものです。ブロックサインとは、ユニフォームや帽子、ベルトなどを次から次に触っていくことで指示を出すサインで、ベンチだけでなく一塁と三塁のコーチャーボックスからも指示を出しているのを見ることができます。ブロックサインは複雑な動きをしているため、相手チームからそのサインの意図が分かりづらいという利点があるのです。第2はフラッシュサインです。フラッシュサインとはある部分だけを触ったときや帽子をとるときなど、一つの動作で完結するサインのことです。ブロックサインとは異なって単純な動きなので、味方が見逃す恐れがなくなり少年野球などでフラッシュサインを良く使う傾向があります。このように、日本の野球ではチーム全体でサインを共有することで試合を動かしているため、ベンチの動きもチェックすると野球観戦が楽しくなります。

 

プロ野球のタイトル予想と優勝予想は難しい

プロ野球のシーズンが始まる前は、テレビやネットではタイトルや順位予想で盛り上がります。元プロ野球選手や専門家が一生懸命考えた予想は一つの楽しみであり、これから始まるペナントレースに期待を抱かせるものです。大抵は前年Aクラスのチームが優勝予想されますし、タイトル予想も結果を残した選手に人気が集まります。逆に、Bクラスだったチームを優勝予想して見事的中させれば一気に注目を浴びることになります。

しかし、これらの予想は難しいの一言に尽きます。一つの例を紹介すると2014年のセリーグ最下位チームはヤクルトスワローズでしたが、2015年は一転してリーグ優勝を果たしました。しかし2016年は5位とBクラスになっているので、ジェットコースターのような展開です。なぜこのような展開になったかと言うと、怪我人が関係しています。選手の調子はシーズン中に上がったり下がったりしますが、怪我で離脱すると元も子もありません。ベストメンバーで戦えるか否かは、順位に大きく影響してきます。怪我の予想などは事前にできる訳がないので、順位予想はほとんど当たらないのです。

同様に、タイトルも怪我によって大きくメンバーが異なってきます。若手の選手がブレイクして成績を急上昇させることもありますが、大抵一過性のもので終わってしまいます。なぜなら各球団が対策をして、攻め方が研究されるからです。そのような意味では、長く活躍している選手がタイトルを獲得する確率は高いです。